シリーズ 福島は今 第三回 相馬・南相馬報告(10月)
福島第一原発は、福島県の太平洋沿岸部のちょうど「真ん中」あたりに位置していました。その南北には、大規模な津波の被害と共に、深刻な放射能の被害が重なる「二重の被災地」が広がります。
その北側に、相馬・南相馬の両市があります。私たちはこの地域への支援を継続しています。
私達にできることは限られています。除染もできません。生活の保障もできません。しかし、人間の尊厳にかかわることはできます。「あなたは決して打ち捨てられてなどいない」というとを、証することは、できます。それは、思いを寄せ、体を運び、出会い、そして記憶するということです。
そうした活動は、10月も続けられました。良い報告書を頂きましたから、下記にお示しいたします。ご高覧を賜り、「福島の今」を知っていただく一助となればと願います。
(2012年11月27日 川上直哉 記)