変わらぬ想いを届け続ける
Café de FUKUSHIMA 活動報告
2011年3月18日。
東北ヘルプの支援活動は、世界から届けられた大量の物資を、
必要なところに運搬し、分配するお手伝いから始まりました。
物流がある地域には物資が過剰に溜められ、
物流がない地域には全く不足していました。
それらをどうやって被災者のところまで届けるか。
人員が不足し方法も手探りの中で、活動は進められたのでした。
感謝なことに、多くの方との協力の中で支援は組み上げられました。
物資には支援をしてくださった方のお心がこもっていました。
「一日も早い復興を祈っています。負けるな!」
「復興のために私も頑張ります」・・・。
2011年3月22日。JIFHさまと協力をし「パンの缶詰」を仙台市・六郷に搬入したとき、
その缶の一つ一つにお送りくださった方々の手書きのメッセージが書かれていたことを思い出します。
震災から5年10か月、支援の形はその時に合わせて変化してきました。
ですが、支援してくださる皆様が届けてくださるお気持ちは今も変わることがありません。
そしてそのお気持ちを届けるという意味では、
わたしたち支援者の仕事もまた、変わることなく続いてきたと言っていいのかもしれません。
「Café de FUKUSHIMA」石川さんの支援活動のご報告を紹介させていただきます。
石川さんの活動を支えるのも、やはり皆様の変わらぬ想いです。
それを教会では「祈り」と呼んで、
その灯を大切にし続けているのではないでしょうか。
(2017年1月26日 東北ヘルプ理事 阿部頌栄)