報告:熊本・大分地震への対応について
表題の件について、以下の通りご報告いたします。
1.
先週末に「本震」が移動した熊本の地震の被災現場へ、
東北ヘルプの業務として、中澤理事と川上、
そしてOMの宣教師2名が、二台の自動車を用いて、
物資支援に、本日向かいます。
2.
目的は、物資支援に加え、
「顔を繋ぐ」ことにあります。
今後、地震が噴火を呼び起こした場合、
容易に原子力災害に結びつくことが予想されます。
その際、現在東北が直面している「三重災害」が
九州全域を覆うことが予想されます。
そうなった場合に対応できるよう、
準備をしておきたく存じます。
3.
現地では、本日、キリスト教諸団体が
福岡に集まり、支援ネットワークを
構築する予定でいます。
4.
熊本県内には、
「臨床宗教師」のネットワークがあり、
またその中心人物のお一人は
宇城市の僧侶です。
5.
東京大学被災地支援ネットワークも、
阪神淡路大震災以来のネットワークを活かし
活動を開始しています。
6.
私たちは、
本日昼間に千葉県に集合して
キリスト聖協団様の物資を積み込み、
そして夜には名古屋へ到着、
宿泊は日本基督教団南山教会様にお世話になり、
明日夜には熊本市内に入る予定です。
7.
熊本へ入りましたら、
キリスト聖協団熊本教会様を拠点として
物資を届けたのち、
上記のネットワークと接続し、
呼吸を合わせて、今後へ備えたいと思います。
8.
このまま、火山活動が活発化しなければ、
まずは一息、となるかもしれません。
(それでも、激甚災害、大変なことではありますけれど。)
最悪の、しかし予想できる事態を見据え、
その先の準備を目的として、
本日から、現場へ向かいます。
以上、報告いたしました。
お覚え頂き、
お祈りに覚えていただければ幸いです。
2016年4月18日9時10分
東北ヘルプ事務局長
川上直哉
(日本基督教団仙台北三番丁教会担任教師)